今夜はKADOKAWAで受賞し、本を出版されたピン芸人の原田おさむさん。
今一番欲しいものは一軒家!人生で大切にしているものは家族。

「タマヒヨさんいらっしゃーい!」
と私が言った後、
「は~い」と文枝師匠の物まねからスタート!
さすが芸人さんっ!

ピン芸人、パチンコ店員。どちらも22年やっているということで
18歳の頃からの同時スタートで、どちらもキャリアが長いんですね。
昔一緒にTVに出ていたのが中川家さんなんだそうです。

芸人さんでもあり、サラリーマンという経歴の原田さん。
好奇心旺盛な私はもう山ほど聞きたいことがありました。
まずその一つ目が何と言っても出版!
これを聞かないと今日のお話が進まない。(笑)

「ピン芸人ですがパチンコ店員やってます」
と、そのまんまのタイトル。
もとのタイトルは「それでも僕は辞めていない」
これで投稿をしていたそうです。
しかし、知名度が低い原田さんということで「タイトルがわかりにくいのはダメ」。
KADOKAWAさんから「これに決定しました」と言われたそうです。

KADOKAWAさんと仕事をすることになるなんて、夢にも思っていなかった~。
ではなんで出版することになったのか?

すっとご自身のfacebookでパチンコ店員としてエピソードを書いていたそうです。
それを読んでいたフォロワーさんから
「結構面白いな」「パチンコ屋の仕事がそんなんだとは知らなかった。」
そして「面白いから見てもらう人に見せたらどうや?」
という提案があり、出版といえば「KADOKAWA」ということで
「カクヨム」という新たにできた小説投稿サイトを選び投稿したそうです。

そしてそこで行われたエッセイコンテストで受賞!
こんなビッグなことをかなりさらりと……。(笑)

というもの、最初にメールでKADOKAWAさんから
「このメールアドレスは原田さんのものですか?」と届き、
「はいそうです」と返事をしたら「受賞しましたーーー!」と
戻って来たそうです。

facebookで書いていたものをまとめた

カクヨムに投稿

コンテスト応募

メールで連絡

受賞

それを聞いて私も「????」
ようわからん~~~。(笑)
あまりにも突然すぎる流れ。

と思ったら、最終選考で70作品が残るなど途中経過は確認していたそうですが、
原田さん自身、受賞するとは思っていなかった。
毎年出ているR-1グランプリも残ったことがない。
ほんとに気楽な感じて思っていた~と。

なのでポンと届いたメールも最初は誰かのいたずらか~~~~?
その後、東京から出版社の方が来られ、正式に校閲が入ったのだそうです。
当初100ページ余りのものを250ページに増やせ!!!と。
思わず私は「ぎょぇーーーーっ!!!」と叫びましたけど。

文章の流れや句点の位置など、校閲の指示はメールではなく原稿用紙でボンっドサっ!
と送られてきたそうです。

私はその状態を想像しただけでゾーーーーっとしました!!!(爆)

校閲が7~8回。細かい修正を終え、原稿用紙を送り返す。
まさかこの時代、原稿用紙が行ったり来たりしているとは夢にも思わず。
正直しんどかったーーーーーーーー;;;;
自分の書いたものを何度も読み直す。
もういややーーーーー!って。

そんな苦労の中、いただいた賞金が20万円。
話題は次に気になる「儲かりまっか?」へ。

賞金の内訳は5000部、印税が7~8%という計算で
最初からドンと賞金として手渡されたそうです。
世の中で言う印税生活なーんて夢の話。

そして出来上がった本は大手書店の「KADOKAWAコーナー」で平積み!
うぉーーーー!カッコええ~~~~!
出版当日書店に行ってみると、萩本欣一さんの本の横に原田おさむ、その横に西田敏行。

思わず「お前誰や!?」と2度つっ込んでしまいましたw

挟まってオセロみたいに有名になるか?とおもいきや……(笑)
書店も回ってみたけれど店員さんからは「は?」という感じ。

色紙にサインを書いても店員もびっくり。
出版はKADOKAWAですがプロモーションなどは自分でということだそうですが、
共同出版ということもあり、いろいろなルールもあるそうです。

そんな中、楽天ブックスで1位を獲得されたそうです。
ただ、やはり反響というのはちょっとしたタイムラグがあるもんだな、と思いました。

facebookによる口コミで売れるということもあり、
まるで郵便局か!?と思うくらい自分で封筒に本を詰めて内職のように発送の準備をされたそうです。

出版以後変わったことはあったのかしら?と思ったので聞いてみました。
お勤めしている店では大々的な告知はダメと言われているそうですが、
やはりこの時代、お客様には務めているお店がバレてしまったりというもあるそうです。
「顔見に来た」「本、売って~」と言われるみたいです。

同じ芸人さん同士の反応については
本の出版を通じて今まで交流のなかった方と接点ができたりしているそうです。
芸能界の方もfacebookを通じてコメントを下さるなど、SNSのすごさを改めて
実感しました。

後半は今後についてのお話を聞かせていただきました。

ずっとパチンコ店員、芸人も続けている。ほしいものは一軒家。
どちらかに大きくシフトするってことは考えていないのでしょうか?
と問いかけてみました。

芸人を始めて5年目位に「これは一生続けていけるものではないのでは?」
周りで借金を抱えながらも芸人をし、気づけば辞めなくてはいけない状況の人たちが
多い、そんな現実。

本当に好きな「芸人」を続けていくにはしっかりとしたベース(収入源)となるものを確保したほうが良いのでは?
そう思ったんだそうです。
パチンコ店員の社員として働く。そのうえで芸人を続ける。
原田さんにとってこの二つの仕事は切り離すことができないもの。

芸人ありき、の人たちは夢破れて業界から去っていく。
副業やアルバイトされている人も多いですが、本気で正社員しながらの芸人をする原田さん。
7年前にマンションも購入されたそうです。
奥様にお子さん2人。これは正社員として働いているからできる事。

芸人は趣味という人もいるけれど、芸人も本気!
店員も本気。どっちも本気!!!
芸人として忙しくなったら、この状態は保てなくなるのでは?という人もいるけれど、
22年の間にそうなったことも無いし、たとえ「原田おさむブーム」が来たとしても「一時的なもの」かもしれない。
ならばその時は芸人としての仕事はセーブするかも、という。

もしそのブームが来るとしたら「定年退職した後がいいね」と思わず言ってしまいましたけど。
もしかしたら今後は「余暇」として芸人を楽しむ人が増えるかもしれない。(笑)

笑いの頂点に立てるのは本当に限られたごく一部の人たち。
今は素人でもちょっとした話題があればTVに出られる時代。
自分でも発信できる時代。テレビの需要も変わってくるかもしれない。

なので今後は別のビジネスを持ちながら「芸人」「芸能界」で活動が普通になるかも?
そうなると原田さんはそのパイオニア!?
またそれで出版できるかも~~~~。(笑)
「原点にして頂点」by原田おさむ

素晴らしい、かっこええ言葉!
これは残さねば。(*^^)v

古くは小椋佳さんのような。
「どこに行けば会えるの芸人」
常に舞台に出ているわけでは無く探して会える芸人。
めったに舞台に出ない芸人さ~ん。(爆)

本はまたfacebookで書いてあるものがあるので、
また続編として出すこともあるかも?
必ずストーリーにはエピソードがあり、まるで4コマ漫画みたいな構成でした。


では最後にお知らせ
毎週金曜日、道頓堀ZAZA。入場料500円の30分。
ここに行けば会える可能性が高いそうです。
お休みしていたらごめんなさい。<(_ _)>

道頓堀ZAZA
『サラピンライブ』
http://www.vitalartbox.com/zaza/live/

書籍はAmazonでも購入できます。
「ピン芸人ですが、パチンコ店員やっています」
原田おさむ著
https://goo.gl/jrRCVa

さすが芸人さん。素人の私のつっ込みにもこたえてくださって笑いの絶えない収録となりました。

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芸人は収入がとても不安定な職業。売れるか売れないかは自分の腕次第。
私は、一人で起業している人も似たようなところがあるなーと思うのです。
芸人は次の舞台に呼んでもらえるか、ネタで笑ってもらってどれだけメディアに出られるか、人気の度合いで収入が決まります。
私たち起業家も、自身のファンを作り、いいコンテンツを作る。
それを購入する顧客の数で収入が決まります。
どんなことが受けるかどうか、それがわかるまでは、いろいろチャレンジしないといけないのです。
ダメや、失敗した!コケたらすぐに立ち上がる!
これは笑いもビジネスも同じやなーと思います。

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9月のタマヒヨお茶会は9月25日大阪市内のカラオケショップを利用した
「セミカラ」です。ビジネスっぽくないSNS活用術を予定しています。

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